ことのは採集

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田邊元『キリスト教の辯証』

こんにちは、真音とろっぽです。

大学・大学院界隈では「読書会」なるものが存在します。スタイルは様々で、その場で輪読していくものから、みんなあらかじめ読んどいて担当者がレジュメにまとめて議論するものまで、洋書の読書会だと訳を作る必要もあります。

今日はその読書会に参加しました。次の本です。

田邊元『キリスト教の辯証』『田邊元全集』第10巻(筑摩書房、1963年)所収

まだ読み始めたばかりなのですが、けっこうヤバいです。キリスト教徒から見ればひどいことを書いています。

キリスト教にして今日要求せらるる歴史的使命を果たすことができるためには、それは現在の社会革新の具体的方針を支持する科学理論と、徹底的に両立し得るものとなり、苟も科学と相容れない神話的要素を完全に払い棄てるのでなければならない。これは、神を人格的意志と信ずるユデヤ教的有神論から、絶対媒介的自己否定としての無即愛を信ずる弁証法的行信へ転ずることを、第一の要件とするのであって、その限りではキリスト教の仏教化が必要であり、これによってのみそれは社会科学の理性と超理性的即理性的に統一せられ得るものと考えられる。〔11頁。現代的表記に置換済み〕

「キリスト教の仏教化」って……そして「科学と相容れない神話的要素を完全に払い棄てる」って……。何言ってるの?という感じがします。「神を人格的意志と信ずる」のはキリスト教の文字通り根幹に位置することなので、これを捨てたらキリスト教ではないです。

どうにも門外漢が勝手なことを言ってる雰囲気が濃厚……まあこれからも読んでいきますが、適宜ツッコミを入れる必要がありそうです。

 

全然関係ないですが、今日のブログを書いてるとき「やっぱりMacの漢字変換アプリはおバカさんなんだ」と痛感しました。ATOK最強ですね。ATOKを再導入したいと思います。