ことのは採集

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波多野精一『宗教哲学』

こんにちは、真音とろっぽです。

最近、宗教学の授業準備に明け暮れたり、その他諸々あって、専門の宗教哲学の研究を怠っていました。ですが、これではいけません。大学教員は授業するだけが仕事じゃないんです。授業準備もしつつ、並行して次の本も読み始めました。

波多野精一『宗教哲学序論・宗教哲学』岩波文庫、岩波書店、2012年

宗教哲学序論・宗教哲学 (岩波文庫)

宗教哲学序論・宗教哲学 (岩波文庫)

 

まだ読み始めなのですが、このブログはリアルタイムに面白いことを紹介するものなので、次の一文を挙げましょう。

宗教哲学は飽くまでも宗教的体験の理論的回顧、それの反省的自己理解でなければならぬ〔168-9頁〕。 

これは2つのことを言っているように思えます。

まず1つは、自分自身で宗教的体験をしたことがなかったら、宗教哲学は研究できないこと。もう1つは、宗教哲学であるためには、自らの宗教体験を理論化しなければならないことです。

この文は、波多野宗教哲学の大前提をなしているとされます。彼自身の宗教体験を反省した結果生まれた『宗教哲学』、これからズンズン読んでいきます。また何か面白いことがあったらご報告いたします。