ことのは採集

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坂本徳松『ガンジー・人と思想』

こんにちは、真音とろっぽです。

今日は次の本を読み終えました。ガンディーの伝記です。

[★★・・・]坂本徳松『ガンジー・人と思想』清水書院、1969年

今年読んだ本は、これで27冊目です。一昨年から読書記録をつけているのですが、通算で247冊目です。年間100冊は読みたいので、 まずまずのペースです。

さて、ガンディーの思想については昨日書いたので、今日は少し違った視点から。

 

著者である坂本氏は、ガンディーの思想・運動を次のようにまとめています。

 独立のため「純粋かつ無私の奉仕」を努力し続けたガンジーは、民族に強く、階級に弱い。社会主義や共産主義への理解の浅さは、そのあらわれであろう。しかし、独立への献身の中には、凛然たる響きがこもっている。この民族に強い一面を継承しつつ、階級に弱い一面を補強する、真にすぐれた政治家・社会革命家のいないことは、ガンジー亡きあとのインドの不幸といわねばならない〔169頁〕。

この文章は、ある種のコミットメントを含んでいます。共産主義への傾倒です。

それもそのはず、この伝記が著されたのは1969年、学生運動真っ盛りのころです。坂本氏に限らず、このころ出版された本には、共産主義運動の肩をもつ文章がちらほらと出てきます。

現在の共産主義の立ち位置とは異なるものを感じて、面白いところです。