ことのは採集

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西谷啓治『宗教とは何か』

こんにちは、真音とろっぽです。

読書の日々を送っているので、ブログにも頻繁に「これ読んだよー!」と書くつもりです。今日は次の本を読み終えました。

[★★・・・]西谷啓治『宗教とは何か』宗教論集一、創文社、1961年

京都学派の宗教哲学者、西谷啓治の主著とされています。ただ、(特に後半は)宗教哲学書というより、哲学用語を駆使した仏教書のように感じました。

言っていることの輪郭は分かるのですが……悟りの境地に至るプロセスをいちいち根拠づけてくれないので、読んでてむずむずします。

 

でも最初の方はおもしろいことを書いています。

宗教は、そのように我々が他のすべてのものに対して目的にされ中心に置かれているような関係、我々自身のそういう在り方また考え方そのものが覆えされ、そして逆にその我々が何のためにあるのかという問いが起るところから始まるのである〔5頁:現代的表記に変更済〕。

宗教は、私たちのために存在するのではなくて、私たち自身が何のために存在するのかを問いただすものだ、というわけです。

 

さて、次は何を読もうかな。

京都学派つながりで、波多野精一の『宗教哲学』を読もうと思います。とはいえ、いろんな本を同時に読んでいるので、次に何を紹介するかは分かりません。